強さの中に危うさがある歌声。


カネコアヤノ、折坂悠太、奇妙礼太郎。


最近ハマっている歌手の共通点を発見した。彼、彼女らは皆、芯のある力強い歌声で詩的な曲を歌うのだけど、一瞬危うさを見せる(聴かせる)ときがある。歌声のなかに絞り出した叫び声のような揺らぐ瞬間があって、そこでぐっと引き込まれてしまう。


生っぽさというか、人間らしさが滲み出ていて、心の中のどろっとした部分を歌に乗せているというのが伝わってくる。私はあまり歌詞を読み込まずに、メロディだけで音楽を聴くタイプだけど、この人たちの歌詞は自然と聞いてしまうのだ。


ただ、実際に歌詞カードを見ながら情景を思い浮かべたりして、歌詞を解釈することはない。正確にいうと、やったことはあるけどいつも途中でどうでもよくなってしまうからやらなくなった。きっと彼らは「I LOVE YOU」と言わずに愛を伝えられる人たちだから、もしかするとギターのワンフレーズに愛を込めているかもしれないし、なんてことない歌詞に愛を潜めているかもしれない。ただの想像だけど「そんなのされたらお手上げだわ〜」と思いながら、結局そういう宝探しをしたくなるような音楽に出会えたことが嬉しくなって、ただただ危うい歌声に酔いしれるのだ。それに全てを知ることが正解じゃないし、わからないから危うさを感じられる気もしている。


9月には奇妙礼太郎のライブがある。チケットを2枚買ってしまったから、一緒に行く人を早く探さないと。歌詞の意味を考えるけど答えは出なくてもいいよね〜って言える人と一緒に行きたい。

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