昨日は家族で墓参りへ。祖父と話しているときに、今までなんとなく感じていたけれど、言ってほしくなかった一言を言われた。
「せっかく国立大学を出たんだから、もっとなぁ、ええ職になぁ」
つまり「国立大学を出たんだから、もっとお堅い職についてほしかった」と。就活をしているときから祖父は私に、県庁や市役所の職員、銀行員を勧めてきていた。もちろん視野に入れていたし、きちんと調べた上で私はその職を選ばなかった。「私には向いていないよ」と伝えたけれど、「自分で決めてしまうのはいけんよ」と言われた。兄が税理士試験を必死に頑張っているから、私が楽しているように見えたのだろう。
私の今の仕事はまるで「仕事とは認めない」と言われているようで悲しくなった。祖父が喜ぶと思って、今まで作った本を渡していたけれど、あれは遊びで作ったとでも思われていたのか。冷静に考えれば祖父の視野があまりにも狭く、世の中のほとんどの仕事を侮辱しているし、間違っているのは明らかなのだけど、家族にそう思われているというのはとても悲しかった。家族には応援してもらいたいものだし、認めてもらいたいもの。
「もっとステップアップして見返したい」という気持ちに火がついたものの、ステップアップってどうすればというのが正直なところ。今の職場にいても「誰かの庇護のもと」で働き続けることになる。もっと色んな人に出会えて、繋がれる職場に憧れるが、一度広告会社で心が折れてしまった経験が頭をよぎる。仕事以外の場所で動いてみたら何か変わるかもと動いているのが、いつか実を結べば…と必死である。
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